着物遺品整理の日記

遺品整理に関する紹介です

茶会で着物選びのコツ

お茶会での着物は、どれでもよいというわけではございません。


それはお茶会の趣旨や時期によって変わる場合があるからです。

結婚式で着るものがかわるのと同じことですね。


いくつかピックアップして比較してみましょう。


まず、色留袖ですが、こちらは結婚式などでおおく見られますが

紋の数によって、お茶会でも着用することが出来ます。


次は、訪問着ですが、こちらは一つ紋で、品のある色味と古典柄を選べば問題はありません。


付け下げは、訪問着の扱いと似ており、袖や裾の部分に絵柄があり違いは絵羽模様になっていないことですが、

訪問着と見分けがつきにくい付け下げも多く見られるようになりました。

 

こちらもお茶席では一つ紋を入れ、古典柄を選べば問題はありません。

 

以上、お茶会の参考までに。

遺品整理業者の相場感

遺品整理業者の相場っていくらかなと、考えてみたことがあります。

 

雑誌で遺品整理について体験談が載っていたのを目にしたのがきっかけですが

そこには2DKで約40万円ほど費用がかかると記事がありました。

 

私自身、家具や家電などの処分はありますが遺品整理ということで部屋まるごとの依頼は経験がありません。

 

たしかに現在はゴミを捨てるのにもお金がかかる時代ですけど

着物のように、中にはお金になる品もあるはずだと思うことが普通かなと。

 

さらに、遺品整理となれば、使えるものも多数そろっているはずなのでは?と

思うところもあります。再利用可能であればその点を踏まえてももう少し安くなるのかとも思いますし。

 

しかし、実際遺品整理となると処分を冷静に考える余裕がないというのが現実かと思います。

こうやって私も落ち着いて考える余裕もありますが、当事者は亡くなった人への

悲しみで業者に見積もりをしたところであまり考えずに相場を捉えず、OKしまいがちということが記事でも明かされている現状でした。

 

となると、事前に遺品整理業者の情報を見積もりを取らないにしても口コミや情報を得ることが常日頃から大事なことです。

急なことほど、それに対する事前準備は可能なかぎり行っていたいと思うものです。

沖縄が生んだ読谷山花織とは?

以前着物の売り方をアドバイスした知り合いから沖縄の花織についていろいろ話をききましたのでそのときに調べて知った内容を書きますね。

 

沖縄が生んだ読谷山花織(ゆんたんざはなうい)について。

 

読谷山花織の生産産地は、沖縄県中頭群読谷村です。

生産の起源は、15世紀頃とされとても古い歴があります。

 

花織は中国から伝わり、紋織り技法を沖縄の独特の織りに発展させたものです。

この着物はその当時、琉球王朝に指定され貴族と読谷の民以外は、着ることが許されない格式の高いものでした。

 

花織は草木で染めた糸を使い、経糸の間に竹ベラを割り込ませます。

そして手で持ち上げて開口して、上糸と下糸のあいだに緯糸を通し、柄を出します。

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これは、浮き織りまたは縫取り織りとも呼ばれています。平織り地に色糸で柄を出す立体的な模様は落ち着いていて品がある沖縄独特の織物です。

 

花織は今では、沖縄県無形文化財や、通商産業大臣指定伝統工芸品として公式に指定されていて、竹富島与那国島でも織られているそうです。しかし、あまり多くは生産されていない重宝された作品となっています。

 

留袖に功峰は有名?

着物を売ろうと考えている知り合いから留袖に功峰と落款があるけど、これは有名な方なの?と質問をもらいました。

 

昨今では、状態がよければ落款をつけると高く売れることがあるので、多くの作家が落款をつけているような感じがします。


たとえば、加賀染振興協会に落款の登録がされれば、加賀友禅で作家と称されます。

 

その他、様々な落款もあります。

 

出張査定の業者(例えばスピード買取.jp)では、無料査定をやっているところも

多くあるので一度こういったものは専門の人にみてもらうのがおすすめですね。

 

私も自分でわからないことは、調べるようにしていますが、やはり

こういうときは専門の方々に聞くのが自分もすっきりできる気がします。

 

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買取れる着物の種類を再確認

着物にはいろいろな種類があることは、

いままでにこのブログの投稿でいくつか着物の話について取り上げていたと思いますが

私が買取りをお願いしたことのあるスピード買取.jpさんには

着物についてはもちろん幅広い情報が載っています。

 

私もいくつか着物に関しての情報は参考にしていたこともあり、

すごい為になることが多かったサイトです。

 

こちらのサイトです。

https://www.speed-kaitori.jp/kaitori_kimono.html

 

 

実績数も豊富で、実際に買取をした作家ものの着物情報も載っていたりもしたます。

 

お金にならないと思っていた作家ものの着物でも

思わぬ金額がついていたりと、一度見てみる価値はあると私は思いますよ。

 

着物は、日本にはものすごい数の種類があるので是非参考になると思います。

 

 

 

 

偽物の加賀友禅つかまされた相談

知り合いが加賀友禅の偽物を買わされたかもしれないとの相談を受けました。

 

こんなことってあるんですね。

これは本当だとしたちょっとひどい話です。

 

 

着物は、5か月前に呉服店で購入したもののようで、

訪問着一式(長襦袢帯締め帯揚げ、草履、バッグなど含む)を

33万円で購入したとのことでした。

 

あまり詳しくなかったようで、店員さんに加賀友禅だからと勧められ色や柄が気に入り、

購入を決めたそうですが、ネットなどで照らし合わせて調べていると出てくる証紙や落款が私の着物にはありませんとのことでした。

 

加賀友禅だというので30万円以上も出したことにひどく知り合いは後悔していました。

 

 

本物であれば反物だけで30万くらいしてもおかしくないので、私もこれを聞いたときは安すぎるのでちょっとびっくりしました。

 

証紙がないとのことですが、証紙がつくのは、着物を検査会に出して合格した場合です。

素人には量産品としっかりと作られた品質を目だけで見分けるのは難しいですから、

証紙はひとつの安心できる基準であり、一定の基準を満たしていると第三者に認められたものになり、判断する基準にもなるので重要な部分です。

 

本加賀友禅の知識に誤りがあったので

着物で本加賀友禅と言えば、知っている人が多いと思います。

けれど、私はこの技法で大きな誤解をしていたことを知ったので備忘として、

このブログにその特徴を残してみました。

 

加賀友禅(ほんかがゆうぜん)には、振袖・留袖・色留袖・訪問着・付け下げ・染め帯の種類があります。

 

友禅の名の由来は、宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)から来ています。

発祥は金沢で、加賀染めに新しい模様を加え加賀友禅を生み出したと言われています。
江戸時代の加賀友禅は階級の高い婦人方の晴れ着で庶民が着られる物ではなかったと言われています。

 

加賀には、古くから梅染があって、一度染めれば梅染め、回数を増やせば赤梅染め、さらに黒味を帯びるまで染めた物が黒梅染めです。

 

また、特徴として図を真正面に据えています。
色彩は、えんじ・藍・黄土・緑・紫の五色をベースとしてしっとりとした色合いを出しています。
ぼかしにも特徴があり、葉や花のぼかしは、外側から内側へだんだん薄くぼかしたり、他の色へ変化させています。


加賀友禅は現在も一枚一枚、手作業のため生産が少なく、高価な着物とされています。

 

 

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