偽物の加賀友禅つかまされた相談
知り合いが加賀友禅の偽物を買わされたかもしれないとの相談を受けました。
こんなことってあるんですね。
これは本当だとしたちょっとひどい話です。
着物は、5か月前に呉服店で購入したもののようで、
訪問着一式(長襦袢、帯締め、帯揚げ、草履、バッグなど含む)を
33万円で購入したとのことでした。
あまり詳しくなかったようで、店員さんに加賀友禅だからと勧められ色や柄が気に入り、
購入を決めたそうですが、ネットなどで照らし合わせて調べていると出てくる証紙や落款が私の着物にはありませんとのことでした。
加賀友禅だというので30万円以上も出したことにひどく知り合いは後悔していました。
本物であれば反物だけで30万くらいしてもおかしくないので、私もこれを聞いたときは安すぎるのでちょっとびっくりしました。
証紙がないとのことですが、証紙がつくのは、着物を検査会に出して合格した場合です。
素人には量産品としっかりと作られた品質を目だけで見分けるのは難しいですから、
証紙はひとつの安心できる基準であり、一定の基準を満たしていると第三者に認められたものになり、判断する基準にもなるので重要な部分です。